あいつは本当にダメなやつだな!
会社というものは人が集まって活動する組織です。
複数の人が集まるのだから、色々な人がいますし得意な事も違います。
しかし中にはこんなことを言ってくる人もいます。
あいつはダメなやつだ
ネガティブなレッテル貼りです。
このレッテル貼り、場合によっては自分がいくら努力しても名誉挽回できないことがあります。
そうすると頑張るよりも転職したほうがいいという状況になったりします。
しかし何故取り返しがつかないのか。
そこで今回は「ダメな奴」レッテルを貼ってくる会社は辞めた方がいい理由について解説します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意でメリット、デメリットはしっかり整理する。
記事を読むメリット
「ダメな奴」レッテルを貼ってくる会社は辞めた方がいい理由がわかり、転職の判断基準が明確になる
「ダメな奴」レッテルを貼ってくる会社は辞めた方がいい理由
「ダメな奴」レッテルを貼ってくる会社は辞めた方がいい理由、それはイメージが固定化するからです。
人間の認知には偏りがあり、自分にとって都合が良い情報を信じやすいものです。
これを心理学用語で確証バイアス(認知バイアス)と呼びます。
確証バイアス(かくしょうバイアス、英: confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。また、その結果として稀な事象の起こる確率を過大評価しがちであることも知られている。
確証バイアス - Wikipedia
そしてそれは人に対する評価にも起こります。
誰かに対して「コイツはダメなやつだ」と思い込んでしまうと、そうではない情報を受け入れられなくなるのです。
つまり努力して成果を出そうとしても協力してくれなかったり、実際に成果を出したとしても評価してくれなくなります。
思い込みで凝り固まった人の考えを改めるのは相当難易度が高いです
周囲のイメージが固まったら終わり
先程の「ダメなやつ」イメージが固定化してしまう現象。
1人が言っているだけであれば、他の人に評価してもらえれば「ダメなやつ」発言している人が納得しなくても社内での評価を上げることはできるでしょう。
しかし周囲に「ダメなやつ」とレッテルを貼られた場合、本当に厳しいです。
周囲にレッテルを貼られた場合、以下のような負のループが発生します。
脱出不可能なループ
アイツはダメなやつだ
↓
「ダメなやつ」というイメージをキープする為、レッテルを貼った対象には無意識的に協力しない
↓
レッテルを貼られた人間は協力を得られず失敗する
↓
アイツはダメなやつだ
この状況になると社内での立ち位置が「落ちこぼれ君」に固定されてしまっている為、何をしても改善しません。
こうなったら転職活動をして環境を変えた方が良いでしょう。
一度「こいつはダメなやつだ」と周囲に思われたら、「ダメなやつは何をやってもダメ」という周囲の思い込み(負のハロー効果)が発生し、その思い込みを覆そうと努力しても、周囲の協力が得られない上に何をやっても悪い方に解釈されるので、さっさと部署を変えるか転職した方がいい事が多い。
— ふろむだ (@fromdusktildawn) October 3, 2021
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まとめ
今回は「ダメな奴」レッテルを貼ってくる会社は辞めた方がいい理由について解説しました。
「ダメな奴」レッテルを貼ってくる会社は辞めた方がいい理由は
イメージが固定化して「ダメなやつ」というキャラを求められるから
認知バイアスを覆すのは難しいので、イメージが固まってそうであれば転職して環境の方を変えましょう。
挽回できるならした方がいいですが
ダメなやつ扱いを固定されてまで、会社に居続けることは無いですね
とはいえ勢いで辞めると転職先が見つかるかどうかわかりません。
転職するにも自分自身の武器が必要。
そこでITスキルを高めるのがオススメ。
スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。
また従業員を恐怖で支配するようなブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。