会議で決まったことを議事録に書いたのに、次の会議でひっくり返される…
会社は人が集まって活動し利益を生む組織です。
複数の人間が関わるので、ときには意見の調整も必要です。
意見をすり合わせて方針を決める為に会議を行い、決定したことを議事録に書く。
しかしその議事録に対して
「俺はそんな意味で言ったわけではない!」
と後からちゃぶ台返しをする上司がいたりします。
このような会社はオススメしません。
一体何がダメなのか。
もう自明でしょ…
そこで今回は議事録をちゃぶ台返しする上司がいる会社を避けるべき理由について解説します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意。
記事を読むメリット
議事録をちゃぶ台返しする上司がいる会社を避けるべき理由がわかり、会社を見極めるポイントが明確になる
議事録をちゃぶ台返しする上司がいる会社を避けるべき理由
議事録をちゃぶ台返しする上司がいる会社を避けるべき理由、それは明白です。
そいつは責任回避型の上司だからです。
冒頭でも述べましたが、議事録は会議の議事の内容や決定事項を書くものです。
議事録を作成する目的は会議により様々であるが、例えば、次のようなものがある。
会議出席者にとっての備忘録
議事録 - Wikipedia
会議出席者以外との情報共有
会議で決定した事項の明確化・証明
適正な手続を経て議決したことの証明
書き手の理解に依るところはあるので、作成直後に関係者に共有して微修正が入り、確定します。
その議事録に対して
「俺はそんな意味で言ったわけではない!」
と後出しでちゃぶ台返しするのは論外です。
論外ポイントは2つあります。
議事録をひっくり返す心理
- 議事録を読んでいない
- 自分に不都合な内容を決まったことにはしたくない
ひとつずつ説明します。
議事録を読んでいない
議事録をちゃぶ台返しする理由のひとつは、議事録を読んでいないことです。
共有された議事録を読まない人間の心理としては以下のようになります。
議事録を共有されても、時間や興味が無く、読まなかった。
読まなかったので知らない。
自分の知らぬ方向に話を進めたくないのでひっくり返す。
でも議事録読んでなかった自分の責任にはしたくないので、議事録を書いた人間の理解不足を責める。
自分の希望する方向になっていなかったことについて、自分のチェック不足を棚に上げて文句を言っているわけです。
訂正タイミングで訂正できていないのに後出しするのって、まさに無責任だね
自分に不都合な内容を決まったことにはしたくない
議事録をちゃぶ台返しする理由のもうひとつは、自分に不都合な内容を決まったことにはしたくないことです。
人間は誰しも「自分の思う通りにしたい」というワガママな側面があります。
そして意見の違いを擦り合わせ、その後の方針を決めるために会議があります。
ですが無責任レベルの高い方々は決まったことに納得が行かないと
「俺はそんな意味で言ったわけではない!」
と後出しキャンセルを始めてしまいます。
自分に都合が悪ければいくらでも後から捻じ曲げるのです。
そんなことされたら議事録書いた意味無いね・・・
責任回避型の上司がいると何が問題になるのか
議事録をひっくり返すのは責任回避型の上司ということは説明させていただきました。
ここでひとつ疑問が出てきます。
責任回避型の上司がいると何が問題になるのか
大きな問題は仕事の手戻りが酷いことになります。
まぁ当然といえば当然です。
決めたものを「そうではない」と言い張るわけですから、会議が無かったことになります。
下手をしたら2回どころか3回、4回と同じ会議をさせられるでしょう。
無駄な会議を何度もさせられるのは賽の河原クラスの地獄ですね
責任回避型上司への対策
議事録をひっくり返す責任回避型上司はとても迷惑な存在です。
では対策はあるのでしょうか?
対策はひとつ「さらに上の上司を巻き込む」ことです。
会議そのものに呼ぶのがベストですが、忙しいようなら会議の経緯と議事録を共有しておくだけでも良いです。
重要なのは
「俺はそんな意味で言ったわけではない!」
と言われるまでの流れを見えるようにしておくこと。
可視化されている状況下では、自覚があれば理不尽な行動は起こしませんし、それでも手戻りをさせるようなら「上司が決定事項を反故にするので仕事が進まない」とさらに上の上司に見せつけることができます。
ここまで見せられて責任回避型上司の方が庇われるようであれば、その会社には責任者が存在しないということになります。
末端社員が責任を被せられる危険性が高いので、早々に転職したほうが良いでしょう。
まとめ
今回は議事録をちゃぶ台返しする上司がいる会社を避けるべき理由について解説しました。
議事録をちゃぶ台返しする上司がいる会社を避けるべき理由はその上司に責任回避されるからです。
責任回避上司が議事録をひっくり返すポイントは以下の通り。
議事録をひっくり返す心理
- 議事録を読んでいない
- 自分に不都合な内容を決まったことにはしたくない
決まった内容を確認せずに、後から自分の責任にならないように好きなように変更するわけです。
上司:「俺はそんな意味で言ったわけではない!」
このようなことをされると当然仕事は遅れます。
対策としては「さらに上の上司を巻き込む」がありますが、それで会社側が改善に動かないようでは、その会社は責任者不在です。
そのような責任も取れないのに偉そうにしている人の下で働いていても搾取されるだけですので、さっさと割り切って転職してしまいましょう。
まぁ議事録読まずに、都合が悪い時は「そうじゃない」なんて無敵すぎますわな・・・
何も決まらないプロジェクトは炎上が約束されたようなものなので、早めに脱出した方が安全ですね
とはいえ辞めるとしても次の仕事を見つけないと収入が無くなってしまいます。
転職するにはスキルを高めておいて「辞めてもすぐに就職できる」ようにすることが肝要。
そこでITスキルを高めるのがオススメ。
スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。
また今いる会社がブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。