急に「4月から地方転勤」って言われたんだけど、こっちの都合無視かよ!
会社は人が集まって活動し利益を生む組織です。
会社によっては日本全国や外国にまで支社があったりします。
そして各地に勤務地があると発生するのが転勤。
上司「君、来月から地方支社勤務ね」
このような異動の辞令が急に来たりします。
会社にも人員配置の計画があるのでしょう。
しかしこのような会社はオススメしません。
一体何がダメなのか。
そこで今回は急な異動で転勤をさせる会社はオススメできない理由について解説します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意。
記事を読むメリット
急な異動で転勤をさせる会社はオススメできない理由がわかり、会社を見極めるポイントが明確になる
急な異動で転勤をさせる会社はオススメできない理由
急な異動で転勤をさせる会社はオススメできない理由、それは明白です。
従業員の人生を無視しているからです。
特に問題なのは以下のポイントがあります。
急な転勤をさせる会社の問題点
- 従業員の希望を聞かない
- 秘密主義
ひとつずつ解説します。
従業員の希望を聞かない
急な異動で転勤をさせる会社の問題点として、従業員の希望を聞かないという点があります。
異動すると社内での業務内容が変わります。
そして転勤を伴う異動だと住居も変わります。
このように異動に伴って従業員は大きな変化にさらされます。
この変化を従業員自身が望んでいるのか
望まぬ業務担当になった場合、従業員のパフォーマンスは落ちる可能性があります。
また引っ越しを伴う異動だと生活環境が変わります。
- 家を購入済みだったら売るなり貸すなりする必要がある
- パートナーがいる場合は、相手の仕事をどうするか、離れて暮らすか考える必要がある
- 子供がいれば転校の手続きが必要
このようなリスクのある決定を本人に相談もなく行うのはナンセンスです。
会社の戦略上、従業員の希望に沿わない異動をお願いすることもあるでしょう。
しかしそれでも事前の希望確認や、辞令を出す前に会社の戦略上必要であることを説明することはできるはずです。
それをしないということは、従業員の意見など聞く気が無いからです。
従業員は黙って会社の決定に従うべし
↑このようなことを思っているので「調整も無く」「勝手に」決めてしまうのです。
従業員の意見を蔑ろにする会社は良い会社とはいえません。
働く仲間を蔑ろにするのは良くないね。
秘密主義
急な異動で転勤をさせる会社の問題点として、秘密主義という点もあります。
異動の計画があったとしても、早めに従業員に教えてくれれば準備することができます。
しかし残念ながら事前の内示が行われるのは「2週間超~1ヶ月前」が一般的なようです。
転勤の辞令はいきなり下されるものではなく、事前に“内示”という形式で、上司から本人に転勤の決定が伝えられます。
【ホームズ】転勤が多い時期とは? 内示を受けるタイミングや辞令が下るまでに準備しておくべきことを解説 | 住まいのお役立ち情報
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、国内転勤の場合、転勤前の打診時期別では「2週間超~1ヶ月前」が34.9%と最も高い結果となりました。
1ヶ月前に「君、来月から転勤だから」と言われたら、もうその月の週末は大忙しで準備に追われるでしょう。
全く休める気がしません。
何故そんなにギリギリで通知してくるのか。
「事業戦略の漏洩を防ぐため」「社内の無用な混乱を防ぐため」という理由があるようです。
理由を挙げてはみましたが、まったく理にかなっていません。
取締役レベルの人事ならまだしも、いち従業員の異動が早めに知られたところで一体どんな問題があるというのか。
このあたりは昭和からの暗黙的な
人事情報は秘密にすべし
という風習を引きずっているようです。
無意味な秘密主義を改めることができない会社だとすると、時代の変化にも対応できない可能性が高いです。
別に秘密にする意味あまり無いよね
急な異動で転勤に対する意見
では皆は急な異動で転勤に対してどう思っているのでしょうか。
Twitter上の意見をピックアップしてみました。
学校&幼稚園さ、何故どこも地銀指定なのー
— トマトたべたい (@tomatotabeta_i) April 4, 2022
何でゆうちょじゃダメなの
転勤族に地銀作らすなーーーー
辞令出てからの精算&解約めんどくさいんじゃーーーー
【ブラック企業勤めが知らないと損する労働法】
— ゆとりの星|お金をもらいながらブラック企業脱出 (@Yutori_no_Hoshi) April 3, 2022
転勤は拒否できる?
結論から言うと出来る場合もあります。
辞令を受けた本人にとってその命令が著しく不利益となるなら拒否しても業務命令違反に問われないケースやその命令が自体が無効になるケースもあります。
エアコン2台購入で25万ぶっとびー😇会社は、転勤辞令と同時に50万くらいくれませんかね😇
— ミランダかー (@10manboru_to) April 3, 2022
以下のような意見があるようです。
急な転勤へ意見
- 学校が地銀限定だと口座の解約が面倒
- 引っ越しで家具家電の購入に大出費
- 著しく不利益な場合は拒否できることもある
まぁ急に言われても困るし、手続きや出費も面倒よね
まとめ
今回は急な異動で転勤をさせる会社はオススメできない理由について解説しました。
急な異動で転勤をさせる会社はオススメできない理由は従業員の人生を無視しているからで、問題点は以下のポイントです。
- 従業員の希望(意見)を聞かない
- 秘密主義
住居の変更は人生に影響します。
そのような影響の大きい話を、「勝手に決めて」「準備期間も十分に与えない」。
これは明らかに従業員を軽視しています。
このような会社に居続けてると、便利に使われて自分や家族の人生設計が崩れてしまうかもしれません。
なので急な異動で転勤をさせる会社は避けた方が無難でしょう。
従業員を軽視する会社はダメだね・・・
耐えれば出世の道も・・・と考えるかもしれませんが、上の気分次第なのであまり良い賭けではない気がします。
とはいえ避けたところで自分がすぐに就職できるかどうかはわかりません。
就職するにも自分自身の武器が必要。
そこでITスキルを高めるのがオススメ。
スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。
また今いる会社が従業員を恐怖で支配するようなブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。